業界用語辞典 - 職種職務

看護に関することをいろいろと調べたくても、使われている言葉の意味がよくわからなくて十分な理解ができていないのではないでしょうか?看護に関する言葉の意味をわかりやすく解説し、難しい専門用語が解決できる業界用語辞典のページです。

BLS(Basic Life Support)

一次救命処置のこと。
詳細は一次救命処置の項目をご参照下さい。

CNS(Certified Nurse Specialist)

専門看護師のこと。
詳しくは専門看護師を参照。

CRA

CRAとは、Clinical Research Associateの略称。臨床開発モニター、あるいはモニターとも呼ばれる。

CRAは、製薬企業やCROに所属し、治験(臨床試験)を行う医療機関で
(1)GCP(医薬品の臨床試験の実施の基準)等の規則に従って治験が実施されているかどうかの監視と、
(2)治験が正しく進行しているかどうかを確認(モニター)するモニタリング業務(Clinical Research Associate)
を行う。
具体的な業務は以下のとおり。
■治験開始前:
実施医療機関の適格性評価や治験責任医師の選択、スケジュール・契約の確認、治験実施スタッフへの説明会の実施、治験関連支給品や諸種記録書式の準備等を行う。
■治験開始後:
モニタリング業務。モニタリング業務は、CRAの仕事のなかで最も重要なものである。GCP(医薬品の臨床試験の実施の基準)に沿った治験が行われているか、また治験実施計画書を遵守して治験が行われているかどうかの確認が主な業務。
■治験終了後:
治験責任医師のコメント回収や未使用の治験関連支給品の回収、報告書の作成、治験を終了するにあたっての確認作業などを行う。

CRAの業務は、医師や薬剤師といった治験実施医療機関のスタッフとの折衝が多くなるため、コミュニケーション能力が欠かせない。また、その他の医療従事者と同様、高度な知識と倫理性を求められるため、CRAへの転職にあたっては看護師や薬剤師、臨床検査技師の資格保有者は有利であると言われている。

CRC

Clinical Research Coordinatorの略称。治験コーディネーター、コーディネーターとも呼ばれる。
治験を実施する医療機関において、被験者・医師・治験依頼者(製薬会社)間の調整を行い、治験業務の円滑な進行と運営を支援する役割を持つ。CRCとして働く場合には、医療機関に所属してCRC業務を担当するケースと、SMOに所属するCRCとして医療機関へ派遣されるケースの2通りがある。
CRCは、日本で新GCPが実施された1998年以降に誕生した新しい職種である。

■担当業務:
治験責任医師をサポートすることが主な役割であるが、治験内容を被験者に分かりやすく説明したり、被験者の不安や心的負担を軽減して心理的なサポートをしたりすることも重要な役割である。
例えばCRCは、診察に立ち会い、分かりやすい言葉で診察内容を説明し、被験者の複雑な気持ちを受け止めて和らげたり、治験担当医師に代わって、十分な時間を費やし、患者さんが納得されるまで治験内容を説明したりする。
そのほか、症例報告書へのデータ転記、被験者の来院予定・検査予定などのスケジュール管理等もCRCの業務である。

■CRC導入のメリット:
CRCを導入すると、治験依頼者(製薬会社)側には治験の迅速化や調整役が得られるというメリットがある。また医療機関側には医師の時間的制約の緩和やGCP遵守の支援、情報伝達の迅速化という利点がある。さらに、被験者にとっては、服薬指導、相談窓口ができるというメリットがあり、それぞれの立場によい影響があると言われている。

上述のように、CRCは、治験責任医師のサポートの他に、被験者の心理的なサポートも主要業務になるため、看護師や薬剤師、臨床検査技師などの臨床経験が必要とされる。また、当然ながら、コミュニケーション能力や倫理性、高度な専門知識も要求される仕事である。

DM(Diabetes Mellitus)

糖尿病のこと。
詳しくは糖尿病を参照。

EMT(Emergency Medical Technician)

救急救命士のこと。
詳細は救急救命士の項目をご参照下さい。

IC(Infection Control または Informed Consent)

インフェクションコントロールまたはインフォームドコンセントのこと。
詳細はインフェクションコントロール、インフォームドコンセント の項目をご参照下さい。

Incident

インシデントのこと。
詳細はインシデントの項目をご参照下さい。

MC(Medical Control)

メディカルコントロールのこと。
詳細はメディカルコントロールの項を参照。

NP(Nurse Practitioner)

ナース・プラクティショナーのこと。
詳細はナース・プラクティショナーの項目をご参照下さい。

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NP(Nurse Practitioner)

ナースプラクティショナーのこと。
詳しくはナースプラクティショナーを参照。

Nurse

看護師のこと。
詳細は看護師の項目をご参照下さい。

OT(Occupational Therapist)

作業療法士のこと。
手芸や工作を通じて社会適応力を回復させるよう指導する専門職である。詳細は作業療法士の項を参照。ちなみに、理学療法士はPT(Physical Therapist)という。

PA(Physician Assistant)

フィジシャンアシスタントのこと。
詳細はフィジシャンアシスタントの項目をご参照下さい。

PT(Physical Therapist)

理学療法士。
理学療法を用いて医学的リハビリテーションを行う技術者のこと。詳細は理学療法士を参照。

Surveillance

サーベイランスのこと。
詳細はサーベイランスの項目をご参照下さい。

WOCナース

ウォックナース。
皮膚・排泄ケア領域の認定看護師のこと。
創傷(Wound)、ストーマ(Ostomy)、失禁(Continence)に関わる専門看護師。
人工肛門・人工膀胱のケアや創傷ケア、失禁ケアを専門的に扱う。

WOCナースは1997年に誕生した制度だが、その前身はEnterostomal Therapist(ET)と呼ばれるストーマケア専門の医療資格であった。
しかし、排泄物や漏出する消化液の影響で引き起こされるスキントラブルへの対処方法・知識が、褥瘡や慢性潰瘍のケアに活用できたことから、WOCナースがストーマケアにとどまらず、褥瘡や慢性潰瘍のケアにもあたるようになったのである。

アソシエートナース

プリセプターナースをサポートする役目を持つ看護師のこと。
目的は主に以下の2つ。
(1)プリセプターがプリセプティーの支援に対して負担を感じないよう、一定期間、プリセプターの支援を行う
(2)プリセプターと共に、プリセプティーの到達目標を設定し、達成できるように支援する

医療クラーク

医師事務作業補助者。コメディカル職のひとつ。
メディカルクラークともいう。
医師の仕事を軽減するため、医師に代わって診断書作成等の事務作業を補助するスタッフのこと。外来患者のカルテ整理、検査の依頼なども行う。

インフェクションコントロール

感染症が病院で発生するのを予防し、院内で感染症が発生した際には、感染が拡大しないよう制御すること。
日本では、MRSAの拡大に伴い、1980年代からその概念が広まった。アメリカ・ヨーロッパのやり方に則った徹底院内感染マニュアルの作成やなどさまざまな取り組みがなされている。
院内感染の予防を始めとした、発生時の対応、サーベイランス、薬剤耐性菌の監視等を行う、アウトブレイク時の対応や院内感染時のサーベイランス、感染予防策の指導、薬剤耐性菌の監視などを行うインフェクションコントロールドクター(ICD)やインフェクションコントロールナース(ICN)の認定制度が関係学会より開始され、その他の医療従事者と共に感染症対策を行うインフェクション・コントロールチームが多くの病院内で結成されている。

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インフォームドコンセント

医師が患者に対して、治療の同意を得るために必要十分な説明をすること。特に患者の受ける治療内容について、その方法や効果、危険性、費用についてわかりやすく説明することが求められる。

ウォックナース

WOCナース。
皮膚・排泄ケア領域の認定看護師。
創傷(Wound)、ストーマ(Ostomy)、失禁(Continence)のケアを専門に行うため、頭文字をとってWOCナースと呼ばれる。
詳細はWOCナースを参照。

看護師

女性を看護婦(かんごふ)、男性を看護士(かんごし)として区別することもある。(日本国においては、2002年3月以前はこれが法律上の名称でもあった)
現代では、看護師の業務を行うためには、多くの国でその国が定めた看護専門学校や看護大学等の看護師養成課程における基礎看護教育を受けた上で国家試験等の資格試験に合格し、看護師免許を有している必要がある。

看護師のなかにも様々な資格が設けられている。特定分野において高い看護ケアの提供を目指す認定看護師や、特定分野の看護学の向上を目指す専門看護師、看護の現場で管理者として役割を果たし、組織の発展を担う認定看護管理者などである。

感染リンクナース

患者と医療従事者を院内感染から守るために配置される、感染対策担当看護師のこと。リンクナースのひとつ。
感染制御センター(ICT(Infection Control Team))や感染管理看護師の指導のもと病棟などに配置され、以下のような仕事を行う。

■感染管理看護師のサポート
■病棟での情報収集、上部組織との情報交換
■病棟での教育・啓蒙・改善活動を行う
■サーベイランスへの参加

救急救命士

医師の指示のもとで救急救命処置を行う医療従事者。コメディカルのひとつ。EMT(Emergency Medical Technician)。
傷病者を病院へ搬送する途上で救急救命処置を施すことにより、救命率を高めることを目的として設置されている国家資格である。
以前は救急救命士による医療行為は禁止されていたが、1991年4月の救急救命士法制定により、病院への搬送途上に限って傷病者に対する救急救命処置が認められるようになった。
現在では、全国の自治体の救急隊の救急車に、常時最低1名乗車させることが目標とされている。

ケースワーカー

生活困難者・高齢者・心身障害者などから、生活上の相談(治療・医療費・保険・退院後の生活などについての質問)を受け、援助する専門職。「社会福祉主事」という資格を持ち、福祉事務所に勤務する(福祉事務所に勤務するには地方公務員として採用される必要がある)。
ケースワーカーは、病院や福祉事務所だけでなく、児童相談所や老人福祉施設、養護施設などでも必要とされる職業である。コメディカルの一種。

コメディカル

医師の指示のもとでに業務を行う医療従事者のこと。コメディカルスタッフとも呼ばれる。
該当するスタッフには以下のようなものがある。
・看護師(「医師・看護師以外の医療従事者をコメディカルと呼ぶ」との見方もある)
・薬剤師
・臨床検査技師
・理学療法士
・作業療法士
・栄養士
・ケースワーカー
・看護助手
・救急救命士
など

作業療法士

OT(Occupational Therapist)。
医師の指示のもと、心身に障害のある者に対し、手芸、工作・園芸その他の作業を行わせ、社会生活に適応できる能力、応用的動作能力の回復を図る訓練を行う医療従事者のこと。国家資格。
作業療法士は、病院だけでなく、リハビリテーションセンターや療養施設でも必要とされる専門職である。コメディカルのひとつ。

サーベイランス

感染症に対し、調査・監視すること。同じような意味の「モニタリング」が、変化を見逃さないように継続的な調査・監視を表すのに対し、「サーベイランス」は、悪い部分を見逃さないようによく調べて監視することを表す。
主に感染症の院内感染等で使われ、国際獣疫事務局によって「疾病対策を講じるために、ある集団において疾病の摘発を目的として継続的に行われる調査」と定義されている。

褥瘡リンクナース

病棟において褥瘡の発生を未然に防いだり、褥瘡の早期治癒に向けて活動する、褥瘡対策担当看護師のこと。リンクナースのひとつ。
病院内の褥瘡対策委員会に所属し、現場の看護師との情報交換を行ったり、認定看護師の指導のもと適切な褥瘡対策を行ったりする

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製造販売後臨床試験

市販後臨床試験ともいう。
すでに承認されている薬に関し、引き続き安全性や適切な使用法などを検討するために行う臨床試験のこと。
新薬開発にあたって、厚生労働省から承認を得るために行う臨床試験(治験)とは異なるものである。

専門看護師

CNS(Certified Nurse Specialist)。
解決困難な健康問題を持つ個人や家族に対して、より質の高い看護ケアを提供するための、深い知識と技術を持った看護師のこと。
特定の専門分野ごとに認定される資格で、日本看護協会が行う専門看護師認定試験の合格者に与えられる。

■専門分野は以下の10領域
(1)がん看護 (2)精神看護 (3)地域看護 (4)老人看護 (5)小児看護 (6)母性看護 (7)慢性疾患看護 (8)急性・重症患者看護 (9)感染症看護 (10)家族支援

■各分野で専門看護師が期待される役割は以下のとおり
(1)実践:個人、家族及び集団に対して卓越した看護を実践する
(2)相談:看護職を含むケア提供者に対しコンサルテーションを行う
(3)調整:必要なケアが円滑に行われるために、保健医療福祉に携わる人々の間のコーディネーションを行う
(4)倫理調整:個人、家族及び集団の権利を守るために、倫理的な問題や葛藤の解決をはかる
(5)教育:看護職に対しケアを向上させるため教育的役割を果たす
(6)研究:専門知識及び技術の向上並びに開発をはかるために実践の場における研究活動を行う
認定看護師がより限られた特定分野での実践を重視した資格であるのに対し、専門看護師は幅広い分野における教育や研究に携わる資格である。現場を見渡した高い視点から「看護学」の向上を目指すという意味で、専門看護師のほうが認定看護師よりも高い地位にあるといえる。
専門看護師は、例えば、診療科目にかかわらず院内や患者を見回ったり、一般看護師への指導を行ったりする。

以上のように高度な知識と技術が求められる専門看護師になるためには多くのプロセスが必要とされている。

■専門看護師になるには
そもそも認定試験を受けるには、保健師、助産師、看護師いずれかの免許を持ち、以下の2つの条件を満たしている必要がある。
(1)看護系大学院修士課程修了者で、日本看護系大学協議会が定める専門看護師教育課程基準の所定の単位(計26単位)を取得していること
(2)実務経験が通算5年以上。そのうち3年間以上は専門看護分野の実務経験。このうちの6ヶ月は修士課程修了後の実務経験であること

その上で書類審査・筆記試験(120分、論述式問題)に合格してはじめて、専門看護師として認定されるのである。
なお、この資格は、専門看護師のレベル保持のために5年ごとの更新制を採っていて、更新の際は、過去5年間の看護実績や研究成果、研修業績の審査を受けなければならない。

2009年9月1日現在、全国の専門看護師の登録者数は302人である。

治験コーディネーター

CRC(Clinical Research Coordinator)。
単にコーディネーターと呼ぶ場合もある。
治験を実施するにあたり、担当医師を支援するほか、医療施設内で被験者と接し、治験内容の説明したり、不安や心的負担を軽減するための相談相手としてサポートしたりする役割を持つ。詳細はCRCを参照。

特定看護師

厚生労働省が創設を検討している資格の1つ。特定看護師は仮称である(2010年6月2日現在)。

特定看護師は従来の看護師よりも幅広い業務範囲を持ち、厚生労働省案では「検査」「処置」「患者の状態に応じた薬剤の選択・使用」の3分野における医療行為の実施が検討されている。具体的な行為例は以下のようなものである。
・重症度や治療効果判定のための検査
・超音波検査。エックス線、CT(コンピューター断層撮影法)、MRI(磁気共鳴画像)の読影の補助
・人工呼吸器を着ける患者の気管挿管
・傷口の縫合
・在宅療養や外来での薬の変更や中止
・床ずれの処置

特定看護師制度導入を検討する背景は大きく分けて以下の2つ。
1.経験豊富な看護師を活用することによる医師不足への対応
2.特定看護師をキーパーソンとしたチーム医療の推進による医療の質の向上

特定看護師になる要件としては、「一定期間以上の実務経験がある看護師で、新設する第三者機関が認めた大学院修士課程を修了すること」などが挙げられている(現在検討中)。

欧米や韓国では医師の指示なしに診断や治療を行う診療看護師が導入されており、ナースプラクティショナー(NP(Nurse Practitioner))などと呼ばれている。日本でも2008年、大分県立看護科大学が全国に先駆けてNPプログラムを導入し診療看護師の養成教育を進めているほか、複数の大学院で養成コースが設置されている。

一方、日本医師会はこのような動きに対し、「医療の安全と質の低下」を理由に反対の立場を表明している。

トリアージナース

患者の重症度を判断し、診察の優先順を決める看護師のこと。
トリアージとは、緊急の処置を要する場合、傷病者のけがの程度に応じて病院搬送や治療の順番を決めることである。救命率の向上を目的に、災害医療の現場で用いられる。
日本では、トリアージナースは病院ごとに設置・導入する任意的な役職で、必要とされる資格もさまざまである。ただ、患者の容体を瞬時に判断する能力が求められるため、豊富な経験や資格を持つ看護師が必要とされる。

ナース・プラクティショナー

ナース・プラクティショナー(Nurse Practitioner)。
大学院で専門的な教育を受けた、看護師と医師の中間に位置する専門的医療従事者のこと。
主な対象として、比較的安定した状態にある患者にたいする処方や、簡単な治療などの医療行為を医師の指示なしで行うことが可能。アメリカでは上級実践看護師(Advanced Practice Nurse)の一つとして、クリニカル・ナース・スペシャリスト・麻酔看護師・助産師と同様に扱われる。ナース・プラクティショナーは、韓国やタイ、オランダなどでも導入されている。

ナースプラクティショナー

NP(Nurse Practitioner)とも言う。
通常の看護業務に加え、限定された薬の処方や検査の指示を出す権限を持つ看護師のこと。日本ではいまだ制度化はされていないものの、医師不足が深刻化するなかで、看護師が簡単な初期診療を行うことが医師の負担軽減につながるとして注目されている。
海外ではすでにNPの導入が進んでおり、米国では看護師の5%がNPであると言われているほか、韓国やタイなどでもNPの制度が広がっている。
一方、日本では医師法により看護師の診察は認められていない。しかし、都市部から離れた遠隔地や医療過疎地などで必要な医療サービスを提供する体制を整えていくためには、NPの導入が欠かせないとの考え方もある。こういった流れを受けて、2008年、大分県立看護科大学では全国に先駆けてNPプログラムを導入し、NPの養成教育を進めている。

認定看護師

CN(Certified Nurse)。
熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護を実践できる看護師のこと。特定の看護分野ごとに認定される資格であり、日本看護協会が実施する認定審査に合格すると与えられる。

■認定看護師の分野は以下の19領域である
(1)救急看護 (2)緩和ケア (3)訪問看護 (4)不妊症看護 (5)手術看護 (6)小児救急看護 (7)がん放射線療法看護 (8)皮膚・排泄ケア (9)がん化学療法看護 (10)感染管理 (11)新生児集中ケア (12)乳がん看護 (13)認知症看護 (14)集中ケア (15)がん性疼痛看護 (16)糖尿病看護 (17)透析看護 (18)摂食・嚥下障害看護 (19)脳卒中リハビリテーション看護

■各分野で認定看護師が期待される役割は以下のとおり
(1)実践:個人、家族及び集団に対して、熟練した看護技術を用いて水準の高い看護を実践する
(2)指導:看護実践を通して看護職に対し指導を行う
(3)相談:看護職に対しコンサルテーションを行う
認定看護師は、臨床現場での看護の質を上げるため、限られた特定分野における知識や技術を駆使して、実際に質の高い看護を提供したり、一般看護師への指導を行ったりする。認定看護師に似た資格で専門看護師というものがあるが、専門看護師がより良い看護のあり方(看護学)を探る研究的色合いが強いのに対し、認定看護師は現場での実践を重視するという違いがある。

■認定看護師になるには
認定試験を受けるには、保健師、助産師、看護師のいずれかの免許を持ち、実務研修5年以上(うち3年以上は認定看護分野の実務研修)を経たうえで、認定看護師教育機関で認定看護師教育課程を修了(6ヶ月・600時間以上)する必要がある。そののち、日本看護協会が実施する認定審査(筆記試験)に合格すると認定看護師の資格を与えられる。
なお、この資格は認定看護師のレベル維持のために5年ごとの更新制を採っていて、更新の際は過去5年の看護実践や自己研鑚の実績等の審査を受ける必要がある。

2009年6月16日現在、全国の認定看護師総数は5,794名である。

フィジシャンアシスタント

フィジシャンアシスタント(Physician Assistant)。
医師の監督のもとに診察、薬の処方、手術の補助など、医師が行う医療行為の8割方をカバーする医療従事者のことをさす。アメリカの衛生兵から出発した制度で、24〜32カ月間のカリキュラムを専門学校で履修し、国家資格を得た後に州免許を取得して職務に就く。 現在、アメリカのフィジシャンアシスタントはでは、7万人ほど。その他フィジシャンアシスタントの制度はカナダやオーストラリアなどで実現しつつあり、イギリスではすでに導入されている。

服薬コンプライアンス

患者の医薬品に対する服用法をどれだけ守れているかを表現する言葉。服用法に従って正しく守られていれば、「コンプライアンスが良い」と表現され、逆に飲み忘れやわざと飲まないなどによって服用法が守られていないことを「ノンコンプライアンス」という。
疾患の治療に対し、大きな効果をもたらす医薬品であっても、服用法に従わなければ、効果が上がらなかったり、強い副作用を生じさせたりする。 服薬コンプライアンスを良好な状態に保つためには、服薬指導や説明を医師や看護師、薬剤師などの医療従事者が過不足なく行うことが重要である。

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プライマリーナーシング

1970年代に米国のミネソタ大学病院から始まったとされている、「受持看護師制」とも呼ばれる制度のこと。1人の患者の入院から退院まで、1人のプライマリーナースが継続して受け持つことで、責任をもって看護ケアを行う看護方式。

プライマリーナース

入院から退院まで一貫してみる(プライマリーナーシングを行う)看護師のこと。

プリセプター

新人看護師(プリセプティー)の教育・指導を行う看護師のこと。主に2〜4年目の看護師がこれに当たる。
1年間の細かい指導内容が決められており、プリセプティーが1人前の看護師として自立できるよう計画し、実施する。
教授者、教師を意味する英語、Preceptorに由来する。

プリセプターシップ

新人看護師が、職場に適応し、職業人として自立できるよう支援する制度のこと。新人看護師一人に対して、一定期間、教育・指導をマンツーマンで先輩看護師が行うことで、深刻なリアリティーショックやカルチャーショックを防ぐことを目的として運用される。

プリセプティー

新人看護師のこと。各プリセプティーにはプリセプターがついて、臨床現場での技術指導を行う(プリセプターシップ)。

メディカルクラーク

医師に代わってカルテ整理、診断書の作成などを行い、医師の事務作業を補助するスタッフのこと。
コメディカル職のひとつ。医師事務作業補助者、医療クラークともいう。

メディカルコントロール

MC(Medical Control)。
救急患者を現場から医療機関へ搬送するあいだに医師以外の者(救命救急士を含む救急隊員)が医療行為を実施する場合、医師が必要な処置を指示あるいは指導して、それらの医行為の質を保障すること。

MCはオンラインMCとオフラインMCに分類される。
前者は直接的MCとも言われ、現場での救急活動の際、電話や無線等を介して、あるいは対面によって医師が指示・指導を行うことである。
一方後者は間接的MCとも言われ、事前研修や事後検証、再教育などが含まれる。

リエゾンナース

「リエゾン(Liaison)」とは、橋渡しをする・連携する・つなげるという意味。精神看護の専門看護師をリエゾンナースという。
精神科看護の知識や技術を持ち、障害や疾患をもつ患者とその家族に精神的ケアを行う看護師のこと。他診療科の看護師などと連携し、質の高い看護ケアを提供する役割を果たす。
また、看護師の相談にものり、看護師のメンタルヘルス支援も行っている。

臨床検査技師

病院、診療所といった医療機関において、医師の指示のもと、各種検査を行う医療従事者のこと。国家資格。コメディカルのひとつ。
従来、検査の多くは医師が行っていたが、検査の複雑化とともに分業化が進み、現在の医療現場では、臨床検査技師は不可欠の存在となっている。
臨床検査技師が行う検査には以下のようなものがある。

・微生物学的検査:「細胞やウイルスなどについて調べる」
・血清学的検査:「免疫状態を調べたり、輸血の検査を行う」
・血液学的検査:「血液細胞の数や形態を見る」
・病理学的検査:「期間の異常やがん細胞を見つける」
・寄生虫学的検査:「尿、胃液、脳脊髄液などの成分を調べ、寄生虫を見つける」
・生化学的検査:「血液の分析をする」

具体的には、「心電図・呼吸機能・脳波・心音図・超音波・血圧・MRI・血液」などの検査を行う。