業界用語辞典 - 施設・設備

看護に関することをいろいろと調べたくても、使われている言葉の意味がよくわからなくて十分な理解ができていないのではないでしょうか?看護に関する言葉の意味をわかりやすく解説し、難しい専門用語が解決できる業界用語辞典のページです。

CT(Computed Tomography)

コンピュータ断層撮影のこと。
詳細はコンピュータ断層撮影の項目をご参照下さい。

CVC(Central Venous Catheter)

中心静脈カテーテル。
中心静脈カテーテルとは、先端を中心静脈内に留置するカテーテルのことである。

DM(Diabetes Mellitus)

糖尿病のこと。
詳しくは糖尿病を参照。

DSA(Digital Subtraction Angiography)

デジタルX線撮影のこと。
詳細はデジタルX線撮影の項目をご参照下さい。

ER(Emergency Room)

救命救急室のこと。
詳細は救命救急室の項目をご参照下さい。

Fr

フレンチ。
カテーテルのサイズを表す単位。Fとも表記する。
3Fr=1mmで換算される。
導尿には12Fr〜14Fr、冠動脈には5〜8Fr前後、脳動脈には2Fr程度のカテーテルが使われる。

GCU(Growing Care Unit)

継続保育室、継続保育治療室などと呼ばれる。
NICU(Neonatal Intensive Care Unit)での治療で、ある程度状態が落ち着いて、保育器(クベース)無しでも自力で体温管理・呼吸ができるようになった未熟児や、少し小さめに生まれた新生児が入院する治療室のこと。

HCU(High Care Unit)

ハイケアユニットのこと。
詳細はハイケアユニットの項目をご参照下さい。

HDF

血液ろ過透析のこと。
詳しくは血液ろ過透析を参照。

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ICU(Intensive Care Unit)

集中治療室のこと。
詳しくは集中治療室を参照。

LDR

LDR室、陣痛分娩室、居室型分娩室ともいう。
LDRは、陣痛(Labor)、分娩(Delivery)、回復(Recovery)の頭文字をとったもので、陣痛室・分娩室・回復室が一体となった個室のこと。
陣痛から分娩、回復期まで、移動することなく、一つのベッド、一つの個室で過ごすことができる。家族の付き添いや、宿泊もできる作りになっている施設もある。
LDRの特長:
・陣痛時や分娩後の回復時に産婦が部屋を移らずに済むので、身体的負担が軽減される
・夫や家族が分娩に立会いやすい
・プライバシーが守られる

MRI(Magnetic Resonance Imaging)

核磁気共鳴断層撮影のこと。
詳細は核磁気共鳴断層撮影の項目をご参照下さい。

NICU(Neonatal Intensive Care Unit)

新生児特定集中治療室のこと。
詳細は新生児特定集中治療室の項目をご参照下さい。

PCPS(Percutaneous Cardiopulmonary Support)

経皮的心肺補助装置のこと。
詳しくは経皮的心肺補助装置を参照。

PTCA(Percutaneous Transluminal Coronary Angioplasty)

経皮経管的冠血管形成術のこと。
詳しくは経皮経管的冠血管形成術を参照。

W/C

車イス(車椅子)のこと。車イス(WheelChair)を意味する略語である。
単にWCと示すこともある。

アンビューバッグ

患者の口と鼻から、マスクを使って他動的に換気を行うための医療機器。人工呼吸法の主流として、救急現場の第一線で幅広く用いられている。
バックバルブマスクともいうが、ドイツのアンビュー社の製品が知られているため、アンビューバッグとも呼ばれる。
<使用方法>
(1)気道を確保する
(2)マスクで患者の口から鼻までを覆う。一人で行う場合は片手で、二人で行う場合は両手で固定する
(3)バッグを押し空気を送る。換気が十分に行われていれば、肺が膨張し、胸郭が上昇する

オストミー

人工肛門、人工膀胱のこと。
人工肛門、人工膀胱を設置した人はオストメイトという。

カテーテル

医療用に用いられる、柔らかい管のこと。
血管や消化管、尿管、または胸腔、腹腔などに挿入し、体液の排出や薬剤・造影剤などの点滴、注入等を行う。

カテーテルは用途によって材質や太さがまちまちで、ゴム製や金属・プラスチック製のもの、太さ1mmのものから10mm程度のもの、長さも数cmから2m近くあるものまでさまざまである。
なかにはIABP(Intra-Aortic Balloon Pumping)で使われるバルーンカテーテルのように、カテーテルの先にバルーンがついているものなどもある。

ちなみに、カテーテルの太さ(外径)を表す単位はFr(フレンチ)といい、3Fr=1mmで換算される。

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吸入器

きゅうにゅうき。
主に呼吸器系の疾患を持つ患者が、口や鼻から薬剤を吸入をしたり、スチームの吸入をしたりすることで、症状の緩和をはかるための医療機器。
ネブライザーやスチーム吸入器に分けることができる。

救命救急室

ER(Emergency Room)。
救急患者を受け入れて治療するための設備がある施設・部屋のこと。
救急治療室、緊急救命室ともいう。

緊急室開胸手術

初療室等で実施される開胸手術のこと。
一刻をあらそう状態の重篤患者に対して行われる。

筋電図

EMG(Electro Myo Gram)。
筋肉が収縮することで生じる活動電位の変化を記録した図。筋電計で測定したときにグラフ状で表示される。
神経から筋にかけての運動機能障害の診断に利用される。

筋電図検査

筋肉の収縮によって生じる電気的活動を捉えることで、運動機能障害の有無を確認する検査。筋電計を使用して行われる。
筋力低下や手足のしびれ、運動麻痺といった症状があらわれたときに行われる検査である。

クベース

保育器のこと。主にNICU(Neonatal Intensive Care Unit)で使われる。
透明な箱状のケースで、外から手を入れる部分だけドアになっている。
体温調節が苦手な新生児や未熟児に最適な湿度や温度を与え、体温を一定に保つ役割を果たす。また、感染を予防したり、酸素を効果的に供給したりする役目もある。
体温管理などを自分で行えるようになると、クベースからコットに移される。

ケアミックス

同じ病院施設内で、老人病棟や療養型病床群のような慢性期患者を収容する病棟と、急性期の患者を収容する病棟とを併せ持つ施設形態。
1つの病院内で、幅広い治療領域を担当することが出来るようになるため、最近ではケアミックス形態を積極的に取り入れている病院が増えている。

継続保育室

GCU(Growing Care Unit)のこと。
詳しくはGCU(Growing Care Unit)を参照。

継続保育治療室

GCU(Growing Care Unit)のこと。
詳細はGCU(Growing Care Unit)を参照。

経皮経管的冠血管形成術

PTCA(Percutaneous Transluminal Coronary Angioplasty)。
経皮的冠動脈形成術などともいう。
冠動脈を拡張するために、大腿動脈や上腕動脈といった血管にカテーテルを挿入する治療方法のこと。
複雑な手術を必要とせず、身体にも大きな傷をつけることなく行えるので、冠動脈の狭窄病変への有効な治療法として広く採用されている。
基本的手法としては、以下の2つがある。
■バルーン形成術
バルーンカテーテルを狭窄病変部で膨らませることにより、狭くなった血管を拡張する方法。
■ステント形成術
ステント(網目状の金属の筒)を血管に挿入することで、狭くなった部分を内側から支え、冠動脈内部を拡張する方法。

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経皮的冠動脈形成術

経皮経管的冠血管形成術ともいう。
詳しくは経皮経管的冠血管形成術を参照。

経皮的心肺補助装置

PCPS(Percutaneous Cardiopulmonary Support)とも呼ばれる。
心臓血管外科手術のときに使用される人工心肺装置のこと。
大腿動静脈経由で送脱血といった心肺補助を行う。皮膚を貫通して血管にカニューレを挿入するのが特徴であるが、外科的に切開してからカニューレを挿入する手法も一般にはPCPSに含まれる。

血液ろ過透析

HDF(Hemodialysis Filtration)。
低分子量物質の除去が可能な血液透析と、大分子量物質の除去に適した血液ろ過の長所を併せ持った治療方法。小分子から大分子まで幅広い不要物の除去ができる、効率的な透析法である。
老廃物等を含むろ液を除去する代わりに置換液を血液中に注入するという方法をとり、透析中の血圧低下の予防や、かゆみ、食欲不振、末梢神経障害の改善に効果がある。

血液ろ過透析はオフラインHDFとオンラインHDFとに分けられる。
オフラインHDFは置換液として既製品を使用し、1回あたりの置換量は10リットル程度である。それに対し、オンラインHDFは施設で作成・清浄化した透析液を使用し、1回あたり50リットル以上の置換を行うことができる。
オンラインHDFはオフラインHDFに比べて置換液量が多く、より効率的に透析を行うことができるというメリットがあるが、その一方で、保険がきかない、厳重な透析液清浄管理が要求されるといったデメリットもある。

ゲージ

注射針の太さを表す単位。Gと記す。
Gは1インチ(25.4mm)の何分の1かを表しており、例えば22Gの注射針は1/22インチ(1.15mm)の太さを示す。つまり、Gの数字が小さくほど針は太くなる。
通常の採血や点滴で使われる注射針は22Gもしくは23G、献血で使用される注射針は18G程度である。

ゲージのほかに、注射針の根元部分には色のついたプラスチックがついており、これも針の太さを示している。22Gは黒、23Gは水色、18Gはピンクなどである。

ちなみに、カテーテルの太さを表す単位はFr(フレンチ)という。

コット

産婦人科や小児科に置かれている、新生児用のキャリーベッドのこと。
キャスターのついた、足の長いワゴンのような外観で、上段が透明なケースになっており、ここに新生児を入れる。
保育器(クベース)のように、新生児や未熟児の体温管理や呼吸を助ける機械はついていない。

コンピューター断層撮影

コンピュータを使用してデジタル処理を行った、さまざまな角度から撮影した人体の各断面を、3次元グラフィックスとして表示する検査法のこと。CTスキャンと呼ばれることも多い、X線検査法の1つ。

サーフロー

静脈留置針のこと。数日間点滴を行う場合に行われる。
具体的には留置針を参照。

集中治療室

ICU(Intensive Care Unit)。
重篤な患者に対し、医師や看護師が24時間体制で高度な医療・看護を行うことを目的とした、病院内の施設のこと。急性心不全や脳卒中、致死性不整脈といった急性症状を起こした患者のほか、高度な術後管理が必要な患者などが収容される。
集中治療室のなかでも下記のような施設基準を満たし、厚生労働省の認定を受けたものは特定集中治療室と呼ばれる。
(1)ICU専従医が常時ICU内に勤務している
(2)看護師が患者2人に1人の割合で常時勤務している
(3)専用の特定集中治療室を有しており、特定集中治療室の広さは1床当たり15平方メートル以上である
ただし新生児用の特定集中治療室の場合は、1床当たり9平方メートル以上である
(4)「1.救急蘇生装置(気管内挿管セット、人工呼吸装置等)、2.除細動器、3.ペースメーカー、4.心電計、5.ポータブルエックス線撮影装置、6.呼吸循環監視装置」を特定集中室内に常時備えている
(5)自家発電装置を有している病院で、当該病院において電解質定量検査、血液ガス分析を含む必要な検査が常時実施できる
(6)特定集中治療室内はバイオクリーンルームである
(7)治療室勤務の医師及び看護師は、当該治療室に勤務している時間帯は、治療室以外での当直勤務を併せて行わない
2005年10月1日現在、全国にある特定集中治療室は670、病床数は5453である。
近年ではICUの細分化・専門化が進んでおり、新生児集中治療室(NICU)や脳卒中集中治療室(SCU)、冠疾患集中治療室(CCU)といった、特定疾患の治療に特化した施設も設けられている。
また、集中治療室と一般病棟との間にハイケアユニット(HCU)を置き、集中治療室に準じた密度の高い医療を提供している病院もある。

初療室

生命の危険に瀕している重篤患者に対して緊急の手術や処置を行う場所。
医師や看護師の協力体制だけでなく、現場での状況把握やその後の応急処置といった、救急隊員からの情報も重要になってくる。

磁気共鳴画像診断

核磁気共鳴断層撮影のこと。
詳細は核磁気共鳴断層撮影の項目をご参照下さい。

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磁気共鳴断層撮影法

核磁気共鳴断層撮影のこと。
詳細は核磁気共鳴断層撮影の項目をご参照ください。

人工心肺装置

心臓を手術する際には心臓の拍動を止め、心臓と肺に流れている血液を遮断する必要がある。その間は器械により呼吸(肺)と循環(心臓)の機能を代行しなければならず、この心肺機能の一部を代行する医療機器が人工心肺装置である。
人工心肺装置は、心臓に代わって全身に血を巡らせるポンプ作用と、肺の代わりとして二酸化炭素を排除し、酸素を取り込むガス交換作用を持っている。

チェアインバス

介護用浴槽のひとつ。
椅子に座ったまま入浴できるという利点がある。
介助入浴の種類には他にボランテやハーバード浴などがある。

中心静脈カテーテル

中心静脈内に留置するカテーテルのこと。CVC(Central Venous Catheter)。
高カロリー輸液や血管作動薬を確実に投与できるほか、苦痛を伴う穿刺を繰り返さなくてよいことや、手足の拘束がないことで常生活への影響が軽減できるというメリットがある。
その一方でカテーテル挿入時・留置期間中に重篤な合併症を引き起こす危険性もある。

デジタルX線撮影法

X線(レントゲン)装置の中でも、フィルムを使用した従来の撮影に比べて放射線量の少ない撮影法。
フィルムの代わりにコンピューターで画像を取り込み、画面上で診断する。画像の濃度やコントラスト、拡大率を自由に変えることができ、一回のX線照射で通常のX線写真では得られなかった軟部組織の情報も、得られるようになったため、従来のX線装置で撮影したフィルムより医師の得られる情報が多くなった。

トロッカー

胸腔内に留置され、気胸や胸水、膿胸などの治療に使われる管(ドレーン)。胸腔ドレーンとも呼ばれる。
細いものから太いものまで様々なものがある。

ドレープ

手術などの際、患者の体を覆うカバーのこと。手術を行う部分に穴が開いている。
器具やテーブルの上といった不潔域から術野・切開部を隔離し、清潔に保つ目的で使われるものである。当然ながら再使用は禁止である。
手術部位によって、眼科ドレープや心臓外科ドレープ、ラパコレドレープ等の種類がある。

ネブライザー

吸入器のひとつ。
霧状にした薬液を口や鼻から吸入する治療法で、蓄膿症や喘息など呼吸器系の患者に用いられる。
ネブライザーには、圧縮空気で霧を作る「ジェット式」、超音波で霧を発生させる「超音波式」、メッシュ式に分けられる。

ハイケアユニット

HCU(High Care Unit)。
ICU(集中治療室)と一般病棟の中間に位置する病棟で、ICUから移されてきた患者を対象とした高度治療室。看護配置7対1の一般病棟とは異なり、より綿密な看護を行うため、4対1の看護配置を保っている。

ハーバード浴

要介護者の入浴方法のひとつ。
ベッドに寝たままの状態で入ることができる。
ハーバード浴の他にチェアインバス、ボランテなどもある。

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バックバルブマスク

傷病者の口と鼻に空気を送り込む人工呼吸器具。一般にドイツのアンビュー社の製品が知られているため、アンビューバッグとも呼ばれる。
救急救命士による救命治療や、病院で行なわれる緊急人工呼吸は、ほぼ100%バックバルブマスクを使って行われている。

ファイバースコープ

医療用ファイバースコープは、内視鏡のひとつであり、人体内部の観察のために使用される。
柔軟性のある細いガラス繊維からできており、先端にレンズが取り付けてあるため、体内に挿入後、先端の向きを変えるなどして人体内を比較的自由に見ることができる。
使用される部位や科目によって「胃ファイバースコープ」や「喉頭ファイバー」などといわれる。

ヘモカテ

ヘモラールから入れるカテーテル。
ヘモラールとは足の付け根の太い動脈のこと。

ボランテ

介助が必要な患者の入浴方法のひとつ。またその特別浴槽のこと。
浴槽の位置が高く、浴槽の縁をまたぐことなくイスに腰掛ける感覚で入浴・退浴ができる。入浴者の位置が高いため、介助者も腰をかがめずに入浴介助を行うことができるという利点がある。
介護用浴槽にはほかにチェアインバス、ハーバード浴などがある。

レスピレーター

人工呼吸器のこと。人工呼吸器を意味する英語Respiratorに由来。
患者の呼吸が止まったり、抑制されたりした場合、患者に装着して呼吸管理を行う専用の医療機器である。